今回は松本市の保育園事情について書かせていただこうと思います。
<ご注意>
・我が家が関わった保育園は"1園"
・これがすべての園で行われているとは限りません
上記を十分に理解いただいた上でお読みいただければ幸いです。
先週、仕事中に保育園から発熱した息子のお迎えコールがありました。
翌日にも熱が下がらず、親子で楽しみにしていた「大きくなった会(保護者参観)」に出席することは出来ず、会の後に予定されていた保護者会の役員決めのくじが引けなかった私は副会長に決まっていました。。。
先輩ママから「保育園で一番大変なのが副会長のお仕事」と脅されていただけにかなり憂鬱な気分に陥り、久しぶりにお仕事辞めたいモードに突入。
そんな中、同僚のママにご相談させていただいたところ、「仕事内容だけでも把握してみたら」と賢明なアドバイスをいただき、副会長のボランティア内容(今年度実績)を園長先生にリスト化していただき、なんと"27回もの半休取得"が必要なことが判明。(下記画像)
その時点で引き受けることは無理であると断念しました。
理由としては、正社員として育児休暇を取得した後、職場復帰させていただき、働き続けている責任もあります。
そして、私がボランティアのために休暇を取ることで発生する同僚の皆さんへの影響やプロジェクトの生産性低下。
つまり、会社にとっても私個人にとっても、そして、おそらく社会にとってもマイナスにしか働かないと考えるからです。
継続して現在の保育園に通う場合、免除の機会もなく、副会長を務めるしか手段が残されていなかった為、幼稚園への転園も考慮に入れながら、幼稚園にお子さんを預けてバリバリ働くママ友にご相談。
ただ、幼稚園は春休みなどの長期的な休みが課題となり、幼稚園転園は現実的には困難でした。
そんな中、藁にもすがる思いで、松本市保育課に転園のご相談を入れたところ、あっさり転園が認められ。。。
我が子は、すでに"3歳未満児"ではないため、保育園における空きは十分にあったようです。
この時ばかりは「少子化、万歳!」と不謹慎なことを考えていましたね。
さて、今年度の副会長のお仕事リスト等を確認して驚いたのは、松本市保育園保護者会連盟の理事会が8回も設定されていた点。
せめて夕方の会議開催、そして、その間は我が子を保育いただけるという条件の中であれば出席可能ではありましたが。。。
会議の設定時間が、半休取得前提というのには疑問を感じました。
そして、保育園内の役員会もまた、午後半休取得前提の13時、13時半、14時といった設定にも驚きました。(写真)
仕事をしている人が大半であろう時間帯に、会議が設定されていた点も不信感を抱かずにはいられませんでした。
今年度役員をやって下さっている同じクラスのママは、半休をとって出席していたとのこと。
ただし、すべてに参加出来るはずもなく、役員6名のうち半数で会議を行っていることもあったようです。
「全員揃わない会議を開催することに意味はあるのかしら?」と、非効率な運営方法に対しても謎は深まりました。
今回の件をSNSのFacebookに投稿したところ、信頼する我が友人の皆様(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県在住など)から大変貴重なご意見をいただき、どうやら松本市の保育園事情はかなり遅れていることが判明。
首都圏の公立の保育園では、保護者会なんて存在しないところもあるようです。
松本市も園によって運営方法が異なるとは思いますが、働くママが働きにくい環境を払拭いただけたらと心から願わずにはいられません!
また、首都圏と異なる点を一つあげるとすると、公務員/正社員のママが圧倒的に少ないこと。
非正規雇用の割合が多いことが、今回のような"27回半休取得前提の会議"に繋がるのだと、私個人としては結論づけています。
フェミニストではありませんが、"超少子高齢化社会"に突入する現代日本の働き手でもあるママ達。
行政がもう少しだけサポートして下さっても良いのかもしれないと思った次第であります。
新聞紙面で「男女共同参画社会の実現」などと称した講演会等も活発に行われているのを読む機会も増えましたが、まだまだ実現にはほど遠い松本市であります。
需要と供給のバランスをきちんと行政が把握した上で、保育園や学童保育を運営しなければ、今後も働くママ(働きたいママ)が働きにくい社会は改善されないのだと考えさせられる一件でありました。