"They will be the people who give, who like to bring delight to other people, and therefore gain pleasure and satisfaction for themselves."
- Walt Disney
「与えることは最高の喜びなのだ。他人に喜びを運ぶ人は、それによって、自分自身の喜びと満足を得る。」
-ウォルト・ディズニー
久しぶりにブックレビュー。
鎌田洋さん著「ディズニーサービスの神様が教えてくれたこと」 。
こちらの書籍、4つのストーリーで構成されており、涙腺緩んでしまう一冊ですので、公共エリアでの読書にはオススメ致しません。
実際、職場の昼休み時間に読んでいた私、うるうる状態になりました。
さて、私の中でのベストストーリーは第4話「希望のかけ橋」。
12歳で脳腫瘍が発見された少年'雅人くん'が、「ディズニーランドに行かれたら、手術を受けてもいい」と両親に話すことから始まります。
失意の境涯にあった両親は、わずかな可能性に懸けるべく、何とか雅人くんがランドを訪れられないかと奔走します。
当初、ディズニーランドサイドは、リスクを冒してまで実行に移す必然性はないのではないかと考えます。
しかし、実際に雅人くんの母親と面談したスタッフは、
「最高のサービスとは、たくさんの人を幸せにすることだと思っていたが、多くの人を幸せにするためには、まず目の前の人を笑顔にしなければならない。」
との考えに辿り着きます。
これは雅人くんとご家族との交流を通じて、ディズニーのスタッフが学んだ"成長の種"の一つの物語です。
ディズニーには、大小関係なく"成長の種"を大切にし、「枯らすことなく、育て続ける」というスピリット(精神)があるそうです。
人と関わることとは、成長の種を与えられること、そして、時には与えること、そのような精神でゲストと関わっている、関わろうとしているキャスト達はすばらしいですね。
ディズニーランドに行きたくなってきました!
この本を読み終えて、自分の周りにいる家族、友人、同僚、ひとりひとりの存在と価値を改めて見直し、そして、慈しむ時間が生まれました。
今年の誕生日に信頼する友人が贈ってくれた言葉。
「Michelleのチャーミングな笑顔にずっと前から心和まされます。
きっとご家族の太陽なのだと思います。
主の光をもって輝き続けて下さい。」
をふと思い出しました。
身近な家族を幸せにすること、そこからすべては始まるのだとこの本が裏付けてくれました。
巻末の「おわりに」には、
「私たちは、本当は誰もが誰かのために、魔法のような"特別な存在" になれる。」
とあります。
ひとまず、能面のような表情を止め、笑顔で周りの人達をハッピーな気分に誘えたら、Magicalですね!
Let's keep smiling and having your magical world!!