芥川賞作家 羽田圭介氏、松本に来る!

千慶のグラタン風パスタ
千慶のグラタン風パスタ

週末は、美食家の友人と一緒に、松本 生ぱすた処 千慶でパスタをいただき、ナチュラルベーグル歌で翌朝のベーグルを調達。

そして、同じ通り沿いにある自家珈琲焙煎店FIFTY-ONE COFFEEでお豆を購入がてら、試飲。

心もお腹も満たされた私達は、メインイベントである講演会に出席するため、いざ深志神社の梅風閣へ♪

 

講演会は13時半スタートでしたが、すでに前方中央のお席は多くのご婦人方によって確保されていましたので、ステージ左側のお席に落ち着きました。

実は、こちらのお席、当たりでした☆うふふ

 

講演会に参加した経緯を少しご説明。

ピースの又吉直樹氏が芥川賞を受賞したことは存じていましたが、W受賞をされていたもう一人に関しては、お恥ずかしいのですが知識ゼロでした。

そんな中、昨年暮れに観た情熱大陸で、初めてもう一人が羽田圭介氏であることを知ったのです。

番組でお見かけした彼のシンプルな生活スタイルや裏表のない言葉のチョイスが面白いなぁと思っていた折、北野大先生とお二人でこの松本で早春対談をされるとの企画を発見!

もちろん即申込ませていただきました。

 

会場に入られた羽田氏も驚かれていましたが、定員は300名。

加えて、3階の会場に収まりきらなかった方々は、中継という形で2階会場で聴講されていたそうです。

同僚から聞いた話では、700名の応募があったそうですから、羽田人気はすごいものがありますね。

 

講演会前半45分間は、羽田氏お一人でのトーク。

生い立ちに始まり、10代前半で読書漬けの日々を過ごされ、14歳で作家を目指し、17歳で文藝賞を受賞した輝かしい経歴の持ち主。

 

ただ、本が売れないご経験もおありなので、芥川賞作家となられても、状況や周囲に振り回されず、ご自分の立ち位置を弁えていらっしゃるお方。

メディアへの登場は、あくまでも本を読んでもらえるならの精神、そして、安定した生活の確保ゆえですから、潔さが伺えます。

 

彼の受賞作品のスクラップ・アンド・ビルドを拝読させていただき、筋トレ好きな主人公は等身大の彼の姿が描かれているんだろうと思っていたのですが、講演会を拝聴したことで、彼自身が主人公にアプローチしていることがわかりました。

作家も俳優と同じようなプロセスを踏んでいるのかもしれませんね。

羽田氏曰く、作家は日本一地味な職業とのことです。

 

後半は、北野大先生も壇上へ♪

北野先生が、羽田氏にインタビューする形式だったのですが、先生ご自身、インタビュアーの経験がほとんどなく、少々ご苦労されているご様子。

ただ、終始ニコニコ笑顔でいらっしゃるお人柄、拝聴している私には心地良く感じられました。

 

実は、対談中、羽田氏が私達の座席のあたりに視線を落とされていたので、当たり席と思ったのであります。

ただ、熱気ある会場の暑さに耐えかねていた羽田氏からしたら、半袖で快適に過ごす私を羨んでいたのかもしれませんし、視力が悪いから私なんてまったく見えなかったかもしれませんし。。。勝手な妄想。。。

 

さて、対談後の質問タイムでは、あるご婦人から松本を舞台に作品を執筆されないのかと。

その応答として、社員寮について書いてみたいと羽田氏。

実は、お話に出てきた社員寮、私はよく存じているので、ネタを提供出来そうな感はありますし、外国人インターンも絡んでくると、絶対に面白い作品になるのではないかと予感はあります。

我が友人のカナダ人インターン said "刑務所的な寮".でしたから(笑)

是非とも、羽田氏が社員寮ネタで作品を執筆下さることを期待しています!

 

講演会終了後には、北野先生、羽田氏ともフランクに握手を交わさせていただいたり、会話をさせていただくことが出来たのは嬉しかったです。

羽田氏とは、社員寮についてお話をさせていただいたので、少しは彼の記憶に残ったかしら?

 

今回、対談されたお二人が、現在の仕事が"天職"であるとおっしゃっていたのが印象的でした。

近い将来、私自身も"天職"について堂々と語れる側にいたい!、そんな決意をした土曜日の昼下がりでした。

 

クリックで救える命がある。