1年7か月ぶりにブログ再開を宣言致します!
これまでブログが放置状態にあった理由は諸所ございますが、「2016年は言い訳をしない!」と決めておりますので、勝手に割愛です(笑)
さて、前回は2014年7月末にブログを更新したのですが、その年の11月21日に、待望のエンリコ・オノフリ(Enrico Onofri)氏が演奏会のために松本にお越し下さいました。
「エンリコ・オノフリ、バロック・ヴァイオリンの奥義〜あの名曲の真の姿を探る〜」と題した演奏会。
エンリコ氏の演奏は、ヨーロッパの教会で捧げられている祈りのようにも感じられる温かい音色で、ヘンデルのソナタを聴いている際には、自然に涙が溢れました。
まさに魂を揺さぶる音色!
天才バロック・ヴァイオリニストの演奏を松本で聴ける機会が与えられたことに感謝したのはもちろんですが、演奏会後のサイン会でエンリコ氏と直接お話をさせていただき、彼の優しい人柄に触れられたことにも感激しました。
実は、お友達特権で、スタッフ様にお写真を撮影いただき、後日、送っていただけたのも申し訳ないぐらい嬉しい特典だったのです。
また、当日購入させていただいたCD「コレッリ(Arcangelo Corelli):ヴァイオリンとヴィオローネまたはチェンバロのためのソナタ 作品5」は、今でも私の大切なアルバムの1つです。
収録されている28曲の中で1番好きなのが、「ヴァイオリンソナタ第3番 ハ長調 Adagio」。
この曲はアンコールでも演奏されたのですが、瞼を閉じると、ヨーロッパの晴れた昼下がり。
歴史豊かな教会の中で、ステンドグラス越しに射す外光の中を、天使がのんびりと羽を休めているような光景が浮かんできます。
私にとっての癒しの1曲といったところでしょうか。
いつの日か、本場イタリアで、エンリコ氏の演奏会を聴いてみたいです♪
【曲目】
ヘンデル:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ニ長調 op.1-13
コレッリ:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ 第8番 ホ短調 op.5-8
バッハ:ヴァイオリン・ソナタ 6番 ト長調 BWV.1019
バッハ:トッカータとフーガ ニ短調 BVW.565
バッハ:フランス組曲 第4番 変ホ長調 BWV.815
タルティーニ:ヴァイオリン・ソナタ ト単調 悪魔のトリル
【アンコール曲】
コレッリ:ヴァイオリン・ソナタ op.5-3 第1楽章 ハ長調 アダージョ
コレッリ:ヴァイオリン・ソナタ op.5-12 ラ・フォリア