2012年
10月
20日
土
好きな現代美術家の1人にマルク・シャガールがいます。
シャガールの作品との出会いは、2000年の信濃美術館でのシャガール展がはじまり。
一緒に行ったフランス人の友達にレクチャーを受けながら、シャガールの描くユニークな世界観を眺めているうちにすっかり気に入りました。
加えて、彼が生涯にわたって愛した妻ベラとの愛や結婚生活をモチーフに作品を作り上げる『愛の画家』の一面も好きなところの一つです。
そして、今年2月、この松本の地にシャガールがやってきました!
友人のお誕生日祝いを兼ねて、シャガール展に出かけたのですが、中でもモスクワの国立ユダヤ劇場(1949年閉鎖)の壁を飾った8mあまりの作品『ユダヤ劇場への誘い』は迫力満点。
人物1人1人を眺めているとその背景を勝手に想像したりして、閉館直前までシャガールの作品を眺めていました。
そしてそして、今年8月、アメリカ・シカゴにあるシカゴ美術館(The Art Institute of Chicago)でシャガールの『America Windows』を鑑賞しました。
朝一番でこの作品を目指したため、シャガールを独り占め♪
青のガラスをはじめ、淡い色彩が織り成す作品に心地良さを覚えました。
あそこはまさに”癒しの空間”です。
その日は、このステンドグラスの作品に始まり、最後もシャガールの作品で締めくくったのです。
シカゴのダウンタウンにシャガールの『四季 Four Seasons』があります。
こちらはモザイクで4面にシャガールの作品を楽しめます。
なんとシャガールの寄贈なんですって。
シカゴニアンの友人も知らなかったので、喜んでくれました。
ミュージカル『屋根の上のバイオリン弾き』をご存知ですか?
実はこのミュージカル、シャガールの作品に登場するヴァイオリン弾きをモチーフに生まれたんですって。
マメ知識ですね(笑)