2016年
2月
15日
月
1年7か月ぶりにブログ再開を宣言致します!
これまでブログが放置状態にあった理由は諸所ございますが、「2016年は言い訳をしない!」と決めておりますので、勝手に割愛です(笑)
さて、前回は2014年7月末にブログを更新したのですが、その年の11月21日に、待望のエンリコ・オノフリ(Enrico Onofri)氏が演奏会のために松本にお越し下さいました。
「エンリコ・オノフリ、バロック・ヴァイオリンの奥義〜あの名曲の真の姿を探る〜」と題した演奏会。
エンリコ氏の演奏は、ヨーロッパの教会で捧げられている祈りのようにも感じられる温かい音色で、ヘンデルのソナタを聴いている際には、自然に涙が溢れました。
まさに魂を揺さぶる音色!
天才バロック・ヴァイオリニストの演奏を松本で聴ける機会が与えられたことに感謝したのはもちろんですが、演奏会後のサイン会でエンリコ氏と直接お話をさせていただき、彼の優しい人柄に触れられたことにも感激しました。
実は、お友達特権で、スタッフ様にお写真を撮影いただき、後日、送っていただけたのも申し訳ないぐらい嬉しい特典だったのです。
また、当日購入させていただいたCD「コレッリ(Arcangelo Corelli):ヴァイオリンとヴィオローネまたはチェンバロのためのソナタ 作品5」は、今でも私の大切なアルバムの1つです。
収録されている28曲の中で1番好きなのが、「ヴァイオリンソナタ第3番 ハ長調 Adagio」。
この曲はアンコールでも演奏されたのですが、瞼を閉じると、ヨーロッパの晴れた昼下がり。
歴史豊かな教会の中で、ステンドグラス越しに射す外光の中を、天使がのんびりと羽を休めているような光景が浮かんできます。
私にとっての癒しの1曲といったところでしょうか。
いつの日か、本場イタリアで、エンリコ氏の演奏会を聴いてみたいです♪
【曲目】
ヘンデル:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ニ長調 op.1-13
コレッリ:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ 第8番 ホ短調 op.5-8
バッハ:ヴァイオリン・ソナタ 6番 ト長調 BWV.1019
バッハ:トッカータとフーガ ニ短調 BVW.565
バッハ:フランス組曲 第4番 変ホ長調 BWV.815
タルティーニ:ヴァイオリン・ソナタ ト単調 悪魔のトリル
【アンコール曲】
コレッリ:ヴァイオリン・ソナタ op.5-3 第1楽章 ハ長調 アダージョ
コレッリ:ヴァイオリン・ソナタ op.5-12 ラ・フォリア
2014年
5月
26日
月
風薫る5月、いかがお過ごしでしょうか?
5月中旬(5/12)には、アメリカ・コロラド州で積雪。
友人が思わず、"No Snowing!"と叫んでしまう心境、お察しします。
さて、2月のValentine's Day以降、まったくブログに手つかずの状態が続いておりました。。。
認めたい記事は豊富にあるのですが、会社から帰宅後も子育てが待っており、なかなか一人ゆっくりとパソコンに向かう時間はとれないのが現状です。
加えて、今年度は保育園の保護者会役員を務めさせていただいているのですが、ママ友曰く「一番忙しい人に一番忙しい役回りになっちゃったね」と。。。
担当は会計なのですが、年間収支の把握にはじまり、いかに銀行の窓口に行かずして業務を遂行出来るか模索する日々が続いていました。
ボランティアですから、可能な限り効率化させたいのが本音です。
今は改善が完了して、少し余裕が出てきたところです(笑)
よって、久し振りのブログなう♪
4月中旬、庄司紗矢香さんとメナヘム・プレスラー(Menahem Pressler)のデュオ・リサイタルに行って参りました。
紗矢香さんが30代となられていたことに驚愕しましたが(勝手に20代前半と認識)、ピアニストのメナヘムさんは御歳90!
卒寿ですよ、卒寿!
まさに巨匠とは彼に相応しい言葉ではないでしょうか。
巨匠メナヘム氏のピアノには圧倒されました!!
ピアノを弾く体力、集中力、そして、中でも読譜されていたことにも感動!
当日、ヴァイオリンの師も鑑賞されていたのですが、巨匠は確認レベルで読譜をされていたのではないかと。
なるほど!
日々8時間を練習に費やし(アメリカのサイトに記載ありました)、数多くのコンサートを経験されている巨匠メナヘム氏にとっての譜面は確認作業に用いるだけで良いのかもしれませんね。
また、自分が「老眼」と認めてしまったら、体はそれに応答しようとするのかもしれないのではないかという危機感。
体が甘んじるとでも言いましょうか、年齢を理由にエクスキューズしてはいけないのだと思いました。
90歳になっても私自身もヴァイオリンを奏でていたい!
そして、その年齢にしか出せない音を追及したいものです。
さて、庄司紗矢香とは、パガニーニ国際コンクールにおいて、史上最年少かつ日本人初優勝を成し遂げた世界的にもトップレベルのヴァイオリニスト。
巨匠との協演では、お互いの音を尊重し合いながら奏でており、音色も温かく、ほっこりとさせてくれました。
彼女は緻密に計算しつくした上で音を出される慎重派ではないかと推測。
だからといって決して神経質な音ではなく、計算された中での余裕にも似たエッセンスが加わっている音色という印象でした。
ライヴを聴き終え、今後の彼女の音の成長や変化が楽しみとなりました。
いつかオーケストラと協演する紗矢香さんの演奏をライヴで聴いてみたいです♪
【曲目】
モーツァルト:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ変ロ長調K.454
シューベルト:ヴァイオリンとピアノのための二重奏曲イ長調op.162 D.574
シューベルト:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第1番ニ長調op.137-1 D.384
ブラームス:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第1番ト長調「雨の歌」op.78
【アンコール曲】
ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女
ショパン:夜想曲第20番(プレスラーソロ)
ブラームス:愛のワルツ
ショパン:マズルカop.17-4(プレスラーソロ)
2013年
11月
21日
木
霜月も半ばを過ぎ、街にはイルミネーションやクリスマスツリーが飾られ、冬の訪れを感じずにはいられませんが、皆様、いかがお過ごしでしょうか?
個人的にはヴァイオリン独奏会+アンサンブルを無事に終えて、ほっとしているところであります。
先日、松本駅前にてイルミネーション点灯式があるとの情報入手。
朝方には雨模様だった為、天候を少々心配していましたが、寒さも和らいだ夕暮れ時。
ヴァイオリンとチェロの男性デュオ音喜楽(おきらく)ボーイズ(音喜楽BOYS)のお二人が点灯式を盛り上げるとのことで、弦楽の調べを楽しみに当日のお仕事を乗り切りました(笑)
なんと長野県観光PRキャラクター"アルクマ"くんも登場♪
息子は、アルクマくんにも出会えて大喜び。
アルクマくん横でゆ~らゆ~らと音楽鑑賞している"キャラ+ちびっこ"の姿、とても愛らしかったですよ。
案の定、テンションMAXゆえ、1曲演奏が終わる度に「Bravo!」の連呼。。。
親としては恥ずかしい思いをしましたが、音喜楽ボーイズ(音喜楽BOYS)のヴァイオリニストK氏に「盛り上げてくれてありがとう!」とおっしゃっていただき、胸を撫で下ろしたのは言うまでもありません。
音喜楽ボーイズ(音喜楽BOYS)のお二人にお会いしたのは今から3年程前。
息子の通う保育園に情操教育の一環で演奏にいらして下さったのが始まりでした。
チェリストのK氏は、松本交響楽団でいつも楽しそうに演奏していらっしゃるお姿を拝見していたのですが、ヴァイオリニストK氏はお初。
お二人のステージは、本当に楽しく、そして、癒しをいただけるステキな時間でした。
その後、ご縁があって、病院オケにてヴァイオリニストK氏と再会。
演奏法やテクニックなどもご指導いただき、お世話になっております。
”本物”をご存知ゆえ、妥協のない音楽性、本当に頭が下がります。
そして、柔らかいヴァイオリンやヴィオラの音色はステキです☆
撮影した動画をYouTubeにアップしましたので、ご鑑賞下さい。(デジカメ使用のため短いです)
息子は一瞬にしてピノキオの世界へ♪
When you wish upon a star♪
夜空の美しい冬がやってきましたね!
2013年
9月
18日
水
9/7の公演を最後に22回目のサイトウ・キネン・フェスティバル2013も閉幕。
今年はマエストロ小澤(小澤征爾氏)の完全復活で盛り上がりましたね。
大病を克服されてからも現役を貫かれているお姿には、世代を問わず元気をいただいているのではないでしょうか。
「小澤さんが愛犬を散歩していたよ~」なんて情報もちらほら入ってきましたが、健康第一で今後もご活躍いただければと願っております。
さて、9月1週目はサイトウ・キネン・オーケストラ コンサートに行って参りました。
大野和士さんのリードする音楽をライヴで初めてお聴きしたのはベルギー王立歌劇場(通称モネ劇場)でしたが、オペラとはまた一味違い、オーケストラも非常に良かったです。
世界中でソリストとしてご活躍する演奏家の皆さんお一人お一人が、大野さんの指揮で束ねられ、そして、最高の音楽を生み出す、その瞬間に出会えたことに感動しました。
音楽の持つ魅力(時として魔力?)を感じる調べ♪
今回は、モーツァルト作曲"交響曲第33番 変ロ長調 K319"、リゲティ作曲"フルート、オーボエと管弦楽のための二重協奏曲(日本初演でフルートをジャック・ズーン、オーボエをフィリップ・トーンドゥルが演奏)、R.シュトラウス作曲"交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」 op. 30"。
モーツァルトは安定感のある小編成での演奏。
ジェニファー・ギルバート(Jennifer Gilbert)さんがコンサートミストレスを務められ、心地良さを感じる音色でありました。
なんと翌日の通勤時にジェニファーさんを松本駅でお見かけしました(笑)
時間に余裕があったら、お声をかけたかったです。。。
続いて2曲目。
リゲティ作曲の二重協奏曲は、武満徹を彷彿させる音の散りばり具合で、指揮者泣かせな難曲。
1,2,3,4と大きくタクトを振る大野さんが印象的でした。
また、ソリストを務めたジャック・ズーン(Jacques Zoon)、フィリップ・トーンドゥル(Philippe Tonde)の熱演も刺激的でした。
そして、3曲目のR.シュトラウス作曲の大編成オケには、SKFのレギュラーメンバーでいらっしゃる盲目のヴァイオリニスト、和波孝禧(わなみたかよし)さんを発見!
個人的にフィーチャーしているヴァイオリニストです。
なんと言っても他のオケメンバーと一切狂いのないボウイングの素晴らしいこと!
スコアをすべて暗譜しているのはもちろんですが、運弓までもが完璧。
努力の賜物であるのはもちろんですが、私には和波さんが命を削って音を紡ぎだしているように映り、毎回大きな感動をいただいています。
再び交響詩。
こちらは映画"2001年宇宙の旅 (A Space Odyssey)"で起用されているため、ご存知の方が多いと思いますが、SKOによる演奏、非常に格好良かった!
自分ではなかなか聴かない類の曲をライヴで聴くことは、新鮮でもありました。
今年のSKFのテーマは「初心に戻る」。
これはマエストロ小澤が記者会見で語った言葉。
私も"初心"に戻り、物事や人と丁寧に関わっていきたいと思った、そんな夏の終わりでした。
2013年
8月
28日
水
サイトウ・キネン・フェスティバル松本2013(通称:SKF)が、8/12から始まっているのはご存知でしょうか?
松本の街中には、フェスティバルに合わせて、街灯にSKFの旗が掲げられ、店先には色とりどりのSKFミニTシャツがお客様をお迎えしています。
先週、ヴァイオリンの師と共に「ふれあいコンサート」に行って参りました。
ふれあいコンサートは、数年前にロバート・マン (Robert Mann) さん来日以来でしたが、本当に行って良かった!
演奏は、今年古希を迎えたヴィオリストの今井信子さん率いる「ミケランジェロ弦楽四重奏団
演奏曲は、ハイドン作曲"弦楽四重奏曲 第78番 変ロ長調 Hob.Ⅲ-78 「日の出」"、ショスタコーヴィチ作曲"弦楽四重奏曲 第3番 ヘ長調 op.73"、シューベルト作曲"弦楽五重奏曲 ハ長調 D956"。
ハイドンの"日の出"には、会場内うっとりでした♪
思わず睡魔に襲われて、すやすやと寝息をたてられる方もいらっしゃるご様子。
ハイドン作曲の弦楽四重奏曲、"皇帝"、"ひばり"、"セレナーデ"以外は個人的にノーマークだったので、しばらくはまりそうです(笑)
加えて、ハイドンは「弦楽四重奏の父」との異名を持ち、生涯にわたって83曲ものカルテットを作曲したとのこと。
交響曲も書いているのに才能溢れる方だったのですね。
さて、"日の出"ですが、出だしのヴァイオリンが奏でる優美な音色。
そこには、地平線から太陽が昇る情景が見事に浮かんできます。
この副題をつけた方の感性にもBravo!
そして、古希をお迎えになったとは思えない今井信子さんの絶妙な演奏技法も必見でありました。
2曲目のショスタコーヴィチ。
彼は、旧ソビエト連邦という社会主義国家で生き抜いた音楽家。
その作品には、哀愁、憎悪、恐怖といった感情が刻み込まれているのが伺えました。
時には鋭利な刃物を振りかざすような光景を彷彿させる音楽。
その音楽性に驚きと戸惑いを覚えた次第です。
ショスタコーヴィチの世界に浸りながら私の脳裏に浮かんだのは、第二次世界大戦下のナチス・ドイツによる強制収容所。
かつてドイツに旅行した際に訪れたダッハウ強制収容所、その寒々しい空気感に包まれているような異様な感覚を覚えました。
演奏家の皆さんは、一瞬たりとも気が抜けないご様子で、演奏終了の瞬間に訪れたしばしの沈黙。
それは、まるでショスタコーヴィチの世界から無事に生還したというような安堵に変わったようにも映りました。
会場からは惜しみない拍手。
我が師曰く、「これで帰っても良いぐらい素晴らしいですね!」と。
そんな瞬間に立ち会えたことは、幸せでありました!
3曲目のシューベルト遺作"弦楽五重奏曲 ハ長調 D956"。
チェリスト原田禎夫さんをゲストに迎えての演奏。
やはり、世界でご活躍されている方達の演奏は素晴らしい!
アラセブ(70歳前後)とは思えない日本人お二人に元気をいただきました。
James Thomsonが、"Health is the vital principle of bliss.(健康は幸福の源)"と名言を残していますが、好きなことを続けるにも健康ありきだと実感しています。
健康第一で元気なアラフォーを目指そうと、満月の夜に誓った私でありました(笑)
2013年
6月
28日
金
「脳科学からみたスズキ・メソード」と題して、脳科学者・茂木健一郎氏の講演会に行って参りました。
今年前半だけで彼の講演会は2回目です(笑)
前回講演会の様子は→こちら
"尾木ママ"の愛称で親しまれている教育評論家の尾木直樹氏と対談経験もあるモギケン(以後、勝手に愛称で呼ばせていただきますが悪しからず)は、教育に関しても熱く語られていました。
私自身も無知でしたが、日本における教育環境とは世界からどのように見られているのか皆さんご存知でしょうか?
「日本の子供は自己肯定感情が低い」とみなされていて、なんと国連からも勧告を受けているとのことです。
確かに私が学生だった頃と何ら変わることのない主要5教科のカリキュラム、受験に至っては偏差値重視。。。
情操を養う教育にあまり力を入れていない点は一目瞭然ですよね。
中でも「ゆとり教育」における極めて残念な点は、詰め込み主義を辞めた分、豊かな心を育む情操教育に力を入れなかったことでしょう。
続けて語られたのが日本の音楽教育。
音楽を習う子供たちは日本にも数多くいて、楽譜は読める、ソルフェージュも完璧、絶対音感も備えている。
しかし、実際の演奏においては、海外の演奏家に比べると、なかなか心に響く演奏が行えず、表面だけに囚われて、内面から溢れ出る自身の音楽を表現出来ない傾向にあるのではないかと。
これを聞いて、思わず譜面どおりに弾ける(吹ける)ロボットを連想してしまいました。。。
技術国家である日本、音楽もロボット化の傾向ありでしょうか!?
では上記に対して何が大切なのか?
モギケンの講演を通して私が出した答えは、「情操の重要性」です。
情操とは、「美しいもの、すぐれたものに接して感動する、情感豊かな心。道徳的・芸術的・宗教的など、社会的価値をもった複雑な感情。」と辞書で定義されています。
後者は専門家に語っていただくとして、前者は誰もが生まれ持ったもの。
それを磨かなければ、ただ錆びついてしまうだけでしょう。
まさに言語と一緒ですね。
ここで注意しなければならないのは、聞き流しはNG。
親や先生が"目の前"で弾いていることにより、神経細胞のミラーニューロンが発火し、脳が本気になるのだそうです。
人間の体の神秘を感じずにはいられませんが、加齢と共に萎縮すると言われる脳。
未来ある子どもの情操教育を行うのはもちろんですが、私自身、アンチエイジングの一つして、今以上に美しいものに触れ、情操を養い、更に豊かな人生を送るように心がけていきたいと思いました。
2013年
6月
14日
金
雨後の新緑がひときわ濃く感じられる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?
友人の中にはレインウェアなどを新調して、この季節を楽しんでいる方もいますが、個人的には苦手なシーズンです。
湿度が高い点がNG。。。
さて、久しぶりにヴァイオリンお稽古のお話。
現在、ヘンデルのヴァイオリンソナタ第3番を練習していますが、先月、先生から名ヴァイオリニスト アルテュール・グリュミオーが、チェンバロと奏でるヘンデル・ヴァイオリン・ソナタ集をお借りしました。
お借りして1カ月を経過していますが、ヘンデルフィーバー冷めやらず。
グリュミオーは、私の大好きな国の一つ、ベルギー(チョコレートが美味でございます)を代表するヴァイオリニスト。
そして、松本にゆかりのあるスズキ・メソードの創設者:鈴木鎮一先生の愛弟子のお一人、豊田耕児先生もグリュミオーの元で学ばれました。
そして、その豊田先生の愛弟子のお一人であられるのが、現・我が師匠であります。
グリュミオーの音楽性が豊田先生へと受け継がれ、豊田先生から我が師へ、そして、我が師から私に継承されていく(たぶん)と考えるだけで、わくわくします☆
ヘンデルに話を戻しましょう。
合唱っ子だった私にとって、「ヘンデル = オンブラマイフ Ombra mai fù 」といったオペラやオラトリオ色が強かったのですが、ヴァイオリンソナタに触れてみて、実に才能豊かな作曲家だったのだと感じています。
もちろんヘンデルの旋律を際立たせるテクニックを持ったグリュミオーというヴァイオリン奏者の存在も大きいとは思いますが、ピアノではなくチェンバロを起用している点も"極上の音色"を生み出す要素なのでしょう。
まさに"珠玉の1枚"とであります。
ここ最近の私ですが、複数の合唱のコンサートにご招待いただき、出かけております。
先週末には、所属していた合唱団クールディマーンシュ (子育てを優先させなさいという師のアドヴァイスもあり只今お休み中)の15周年コンサートに出かけました。
久しぶりに見る皆さんの生き生きとした表情、そして、心温まる(途中、恒例の笑いあり)ステージ。
懐かしさと共にステキなお仲間とご一緒させていただいていたのだなぁと改めて感動しました。
中でも合唱団のピアニストであり、中学時代からの旧友の母上によるピアノソロは最高でした!
奏でる旋律は雫のように瑞々しく、そして、キラキラと星が瞬くような心地よい音楽。
おいくつになられても音楽を愛する心を忘れず、丁寧かつ熱心にお稽古を積まれていらっしゃるのだと、演奏から伺い知ることが出来ました。
あんな演奏を数十年後の私も出来るように努力をせねば!
ステージ後にロビーでお見送りをして下さった合唱団の皆様。
懐かしい面面からは、「早く戻っておいで~!」、「待っているよ~!」とおしゃっていただき、涙が出そうになった私。
皆さんの益々のご活躍を楽しみにしております!
そして、またいつの日かご一緒させて下さいね。
音楽の継承は未来への希望となり続くのであります。
2013年
3月
13日
水
先日、宮本笑里さんについて書かせていただきましたが、その続編としまして、今回は中澤きみ子さんについて書かせていただきます。
中澤きみ子さんは、「ハンマ1717」という愛称のストラディバリウスを所有されており、演奏会では、そのストラドを手に、華麗なるタンゴをご披露下さいました。
半世紀、ヴァイオリンを弾いていらっしゃるとのことですが、年齢など微塵も感じさせない、確かなテクニックをお持ちの演奏家でいらっしゃいます。
私が初めてきみ子さんの音色を聴いたのは、今から10年程前。
会社主催のコンサートで、お聴きしたのが出会いでありました。
その時、エルガーの"愛の挨拶"を弾いて下さり、とても温かい音色が心地良い空間を造り出し、会場の皆さんに癒しを届けて下さいました。
海外のコンクールで審査も務める実力派のきみ子さん。
様々な演奏家の方々や演奏家の卵たちとの出会いを通して、彼女の"凛とした"音色と世界観を身につけられたのだと、音色からお察しします。
さて、きみ子さんのご主人はご存知でしょうか?
中澤宗幸(なかざわむねゆき)さんとおっしゃり、通称"ヴァイオリンドクター"。
2013年3月11日の日本経済新聞の紙面に宗幸さんの記事を見つけました。
2年前の東日本大震災発生時、自宅で昼食をとっていた中澤ご夫妻。
階下の工房には、修復中の五嶋龍さんのストラドがあり、宗幸さんは、しがみつくきみ子さんを振りほどき、工房へと急ぎます。
修復中のストラドが無事であったことにほっとされ、そして、宗幸さんは意を新たにされます。
「何があってもこの楽器を後世に残さねば」
震災数ヵ月後、ご夫妻でテレビ番組を見ていると、がれき処理が難航していると伝えられていました。
きみ子さんが涙を流されながら、
「あれは"がれき"なんかじゃないよね。家族の思い出が詰まった山だと思う。
ねぇ、あの木でバイオリンが作れない?」 と。
その声を聞いて、宗幸さんはヴァイオリン製作の修行時代にヨーロッパで出会ったギリシャ語の言葉を思い出します。
『私は森に立っていた時は木陰で人を憩わせ、バイオリンになってからは歌って人を憩わせている』
そして、宗幸さんは、流木を拾い集め、3挺の「震災ヴァイオリン」を製作されました。
現在、3挺の震災ヴァイオリン達は、10年をかけて千人にリレーで演奏してもらうというヴァイオリン・プロジェクト「千の音色でつなぐ絆」で奏でらえています。
思い出が詰まった流木から作られた震災ヴァイオリン。
宗幸さんが語りかけながら製作したヴァイオリンには、震災による犠牲者への鎮魂、そして、今生かされている私達の希望の象徴の一つとなるのではないかと考えます。
中澤夫妻の生み出したムーヴメントに、今後、私自身が何をしていかなければならないかのヒントを見つけることが出来ました。
震災後の自分の行動を思い起こすと、ママ友をはじめ、友人・知人・同僚・家族から多大なご協力をいただき、車の荷台いっぱいに支援物資を集め、東北へ向かう友人達に託しました。
幼い息子を半ば道連れに、1か月あまり、2度の物資収集活動を行えたのは、それを支えて下さった皆さんの思いを私自身が感じ、原動力にしていたからだと思います。
加えて、児童センターでお世話になった先生方のご協力の元、松本の子供達の思いも被災地にお届けしました。(右写真)
震災後、子供たちの未来が脅かされています。
自分が出来ることはほんのわずかではありますが、 私の敬愛するマザー・テレサは言われました。
『私たちのすることは大海の一滴の水にすぎないかもしれません。
でも その一滴の水が集まって大海となるのです』
この言葉を再び胸に刻み、そのための努力を惜しまず、そして、希望を失わない、一人の責任ある大人でありたいと強く願います。
2013年
3月
07日
木
クラシック音楽って、一見敷居が高そうに見えるかもしれませんが、その時代におけるポピュラー音楽だったわけですし、時を経て、現代の私達が聴いても「バッハ、良いわね~」と思えてしまうのは、ホンモノであるからなのでしょう。
音楽に限ったことではありませんが、"真の芸術"とは、時代を超越して認められる崇高なものなのだと私は考えます。
さて、今回、初めて笑里さんのコンサートに出かけ、ご本人を拝見させていただきましたが、テレビで見るのと変わらず、可憐で、お美しい女性!
もちろんストレートの髪の毛はさらっさらっでありました。
トークを交えたコンサートスタイルで、笑里さん、きみ子さん、浦壁さん(ピアニスト)の3名がお話をして下さり、3人の人柄を感じ取れる貴重な時間でもありましたよ。
中でも、客席の皆さんに
「ひな人形はいつまで(何歳まで)飾るものなのですか?」
と天然の薫りを漂わせる笑里さんの質問が可愛らしかったのが印象的でしたね。
今回、私が個人的に大注目していたツィゴイネルワイゼン。
※私が注目していた理由は⇒こちら
最初の音色を聴いた瞬間から、笑里さんが他の曲とは違った向き合い方をこの曲にされているのだと感じとれました。
まさに魂を込め、ヴァイオリンと語り合い、音を紡いでいたのです。
ラカトシュさんから多大な影響を受け、そして、笑里さんなりに曲を噛み砕き、磨き抜いた成果なのでしょう。
20代前半の彼女には出せなかった音色が、今、20代後半となった彼女にはしっかりと根付いていました。
今後の彼女の活躍が楽しみですね。
さて、次なる演奏会は何処へ?
私にとっても音の旅は続きます♪
<演奏会プログラム>
使用楽器:ドメニコ・モンタニアーナ(宮本笑里)、ストラディバリウス「ハンマ1717」(中澤きみ子)
第1部
1. J.S.バッハ / 2つのヴァイオリンのための協奏曲二短調 BWV1043より第1楽章
1st:宮本笑里 2nd:中澤きみ子
2. エルガー / 愛の挨拶 宮本笑里
3. マスネ / タイスの瞑想曲 宮本笑里
4. クライスラー / 愛の哀しみ 中澤きみ子
5. クライスラー / 愛の喜び 中澤きみ子
6. ショスタコーヴィチ / 2台ヴァイオリンとピアノのための5つの小品
1st:宮本笑里 2nd:中澤きみ子
第2部
1. リスト / 愛の夢 第3番 浦壁信二
2. カプースチン / 8つの演奏会用練習曲から「フィナーレ」Op.40-8 浦壁信二
3. ラフマニノフ / ヴォカリーズ 宮本笑里
4. ドヴォルザーク / スラブ幻想曲 宮本笑里
5. ガルデル / エル・ディア・ケ・メ・キエラス「想いの届く日」 中澤きみ子
6. サラサーテ / アンダルシアのロマンス 中澤きみ子
7. ロドリゲス / ラ・クンパルシータ 中澤きみ子
8. サラサーテ / ツィゴイネルワイゼン 宮本笑里
9. アンコール / 浜辺の歌 宮本笑里・中澤きみ子
2013年
2月
28日
木
2013年2月24日 まつもと市民芸術館 主ホールにおいて『第4回 ACO(相澤室内管弦楽団)定期演奏会~太田メモリアル~』を終えました。
今回は『2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1043』から第2楽章 ラルゴ・マ・ノン・タントを演奏させていただいたのですが、本当に貴重で楽しい時間を過ごさせていただきました!
さて、このラルゴを弾くことにしたのは1月初旬。
1月中旬にヴァイオリンでのソロ演奏を個人的に控えており、実際にラルゴの譜読みを始めたのは1月下旬。
「間に合うのかしら?」と不安に苛まれながらも、本番までに自分に課したのが
『1日最低10回は模範演奏を聴く!』
ことでした。
その甲斐もあって、他のパートの音を聴く耳を身につけることが出来ました。
東京からの遠征組もいたため、メンバー全員(1stヴァイオリン:2名、2ndヴァイオリン:2名、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、ピアノ各1名)が集合して合わせられたのは、本番当日のリハーサル。
さすがに舞台慣れしているお仲間の皆さん♪
1回の通しリハで本番を迎え、本番も大きなミスを"私が"発生させることもなく、無事に完奏。
2ndヴァイオリンからのスタートだったので、多少の緊張はありましたが、後半は落ち着いて、皆さんの呼吸を感じながら演奏が出来ました。
私個人の反省点は、右手の運弓(ボーイング)に課題多々あり。。。
ACO音楽監督であり、全国で活躍されているプロのK氏から「詰まった音にしないともったいないよ」とご指導いただき、意識して練習を積み重ねてはいたものの、演奏時の動画を確認して、まだまだボーイングが不十分であることを再認識しました。
今後、しばらくの間は、ラルゴでボーイングを特訓しようと思います。
先週水曜日から、ラストスパートでヴァイオリン隊のお仲間とパート練習を毎晩敢行。
各々お仕事を終えてからの練習でありましたが、本当に頑張ったと思います。
平日練習にお付き合い下さったTさん、Nさん、本当にありがとう!
最後になりましたが、お寒い中、会場に足を運んで下さった同僚の皆さん、友人の皆さん、そして、我が愛する家族にも感謝の気持ちでいっぱいです。
I love you, all!!
<演奏会プログラム>
1. モーツァルト / フルートカルテットニ長調
2. テレマン / バスーンソナタ
4. 故郷
6. Fragments of Memories
8. ヴィヴァルディ / 『四季』より協奏曲第4番ヘ短調 RV.297「冬」
9. バッハ / 2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調 BVW1043 第二楽章
10. モーツァルト / 5つのディヴェルティメント第3番
11. Misirlou
14. Color your life
15. 情熱大陸
16. ホルスト / 組曲『惑星』より Jupiter, the Bringer of Jollity
17. The Sound of Music メドレー
18. アンコール 信濃の国
2013年
1月
17日
木
日本列島が白銀の世界へと変わり、一段と冬の寒さを感じますね。
くれぐれも皆さんが怪我や事故に遭われませんように。。。
長野県塩尻市には、レザンホール Raisin Hallというホールがあります。
以前、SNSで「英語読みだとレーズンになるのに、どうしてレザンなのかしら?」と話題にしたことがありましたが、レザン Raisinとはフランス語読みなんだそうです。
塩尻といえばワインが有名処ということで、ワインの本場フランスに因んでのネーミングなのかもしれませんね。
そんなレザンホールのコンサート情報を一昨日眺めていたら、なんとなんとヴァイオリニスト宮本笑里さんが3月に塩尻にいらっしゃるではありませんか!?
以前から彼女の音楽CDを愛聴していたので、機会があれば是非ライヴで聴きたいと思っていました。
加えて、昨年11月にNHK BSプレミアム「旅のチカラ」で放送された『“自分だけの音”を探して』を見たばかり。
宮本笑里さんが旅人として、ベルギーを訪れ、世界的に活躍する「ヴァイオリンの怪人」ロビー・ラカトシュ Roby Lakatosに出会い、自分の音色を探すという内容。
Roby Lakatosの動画はこちら⇒『ツィゴイネルワイゼン Zigeunerweisen』
ラカトシュの奏でる音楽には、ジプシーの奥深い歴史を感じさせ、そして、聴いた者の魂を揺さぶる何かがありました。
時間という制約の中で、笑里さんはラカトシュの技巧を学び、そして、自分の音色を成長させていったのであります。
ベルギーで修行した彼女の音色を塩尻で聴けてしまうだけでかなりのお得感♪
Eチケットはすべて完売となっていたので、ダメ元で書店に電話をすると、あっさり買えちゃいました!Hooray!
今からひなまつりが楽しみです☆
ちなみに今回のコンサートは宮本笑里さんだけではなく、中澤きみ子さんも出演されます。
中澤さんネタはいつかまた。。。たぶん。。。(笑)
彼女はストラドをお持ちなんですよね☆
2013年
1月
13日
日
新年が始まりましたが、いかがお過ごしでしょうか?
初日の職場は、冷蔵庫(場所によっては冷凍庫並)状態。
賢明な同僚の中には、あえて初日に休む人もいるほど極寒地帯であります。
ただ、先週の私は、抱えている仕事の一つを何とかやり遂げる必要があり、休めませんでした。。。 (泣)
そんな時には、"音楽の父であるバッハ"に癒されながら、仕事をやり遂げます(笑)
さて新年の抱負といきましょう。
年末年始、主人の実家に帰省した際、三味線の師をしている義母と音楽談義を交わしました。
義母は出産後に三味線や箏の世界に魅了され、気づけば師範の腕前。
お免状をいただき師となった今でも、家元のお稽古のために新幹線で東京まで赴き、ご教授いただいているそうです。
60歳を超えても、家元から学ぶことは多くあると語る義母。
また、自身が教える中で迷うこともあり、我流とならないために家元でのお稽古を継続しているとも語っていました。
私と意見が合致したのは、『音楽は一生勉強』ということ。
この姿勢、新年の抱負というよりは、一生の抱負という感じかしら?(笑)
ただ、その理念を決して崩さず、研鑽したいと強く思います。
今夏から取り組んでいるヴィヴァルディの『ヴァイオリン協奏曲ト短調RV.317』
Sarah Changの動画はこちら⇒『ヴァイオリン協奏曲ト短調』。
これまで一つの曲にこれほど真剣に取り組んだことがありませんでした。
そして、鈴木鎮一先生の書かれた教則本の指導に即して弾くこともありませんでした。
特に運指(ポジショニング)。
恥ずかしいことですが、10年あまりレッスンに通っていたのに、1,3ポジションしか弾けませんでした。
「音程が悪くなるから1,3ポジションで」という指導者の意向により、特に疑問も持たずにいた自責です。
新たな先生にご指導いただいてからは、2,5ポジが出来るようになりました。
もちろん簡単に弾けるようになったわけではありません。
ただ、そこにはひたむきにポジションのレッスンをきちんとすることの大切さをご教授いただき、それに従って研鑽したからです。
今でも音程が不安定になる時もありますが、小さな積み重ねの大切さを指先でしっかりと感じています。
ポジショニングに幅が出ると音色自体も変わってくるのですね。
今月のレッスンでは、先生が伴奏部分を弾いて下さり、即席のアンサンブルを楽しんでいます♪
来週には、いよいよ勉強会での独奏。
ピアノの先生におんぶにならぬよう、テンポと音程をしっかり復習して臨みたいと思います。
Yes, I can do it!
2012年
12月
30日
日
皆さんは究極に忙しい時、どんな時間を削りますか?
我が家ではテレビをほとんど見ないため、私は読書の時間を削ります。
先日、図書館に久しぶりに行き、何の気なしに手にしたのが「ベートーヴェンの真実 The Mysteries of Beethoven's Hair」。
こちらは2000年にアメリカでベストセラーとなったRussell Martin著の「ベートーヴェンの遺髪 Beethoven's Hair」を若い世代向けに書かれたもので、挿絵も多く、あっという間に読み終えてしまいました。
あの偉大なる作曲家、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンに関するノンフィクション。
ルートヴィヒの死後、約170年を経て、彼の愛好家であるアメリカ人に渡った遺髪。
現代科学によって、彼が重度の鉛中毒であったことが判明。
それにより難聴になったのではないかとも指摘されていました。
当時は鉛は有毒と認識されておらず、普段使用する食器であったり、ワインであったり、薬にでさえ含まれていたようです。怖い。
物語はルートヴィヒの遺髪の旅も追っています。
遺髪の房を切り取ったのはフェルディナント・ヒラー少年。
彼はルートヴィヒに人生を芸術に捧げ尽すように励まされ、作曲家となり、音楽となりました。
同じ時代を生きた友であるロベルト・シューマンに
『われわれがどうしても抗えないような、圧倒的な力に欠けている(「ベートヴェンの真実より抜粋)』
と言われています。
本人も根本的に何かが欠けていることには気づいていたようですが、あまりにも素晴らしすぎる作曲家ルートヴィヒに出会ってしまったがゆえに、苦労されたのかもしれませんね。
その後、遺髪はフェルディナントの息子に譲られます。
そして、最終的に見つかった場所は、なんとデンマーク!
これは是非とも本を読んで謎を確かめていただきたい(笑)
最後にルートヴィヒのお言葉。
『Music is a higher revelation than all wisdom and philosophy.
音楽とはあらゆる智恵や哲学よりも高度な啓示である
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン』
2012年
12月
20日
木
12月も半ばを過ぎ、Christmasまであとわずかですね。
先週末、相澤病院のロビーにて、相澤管弦楽団(ACO)によるクリスマスコンサートがありました。
ACOでご一緒しているヴァイオリン仲間と平日練習を自主的に3回行い、何とか形になったかしら?
前日金曜日には、息子とiPad様とヴァイオリンと共にリハーサルに参加。
なんと気づけば休憩なしの4時間経過!!
あんなに連続でヴァイオリンを弾いたこと、人生初だったかもしれません。
とても楽しかったです♪
リハに付き合ってくれた息子に至っては、可愛いお姉さん達に囲まれた上に、平日は禁断のiPad様で遊べたので、帰宅時間が22時を過ぎてもハイテンションを維持し続け、帰宅の際にはお姉さん達にハグをしておりました。
いよいよコンサート当日。
昔からテスト前には、思わずお掃除を始めてしまう悪い癖を持つ私でありますが、コンサート当日も朝からクリスマスシュトレンを焼き、私の多忙っぷりに振り回されている気の毒な家族のためにパスタを作ったりしていました。
「練習をおやりなさい」と聞こえてきそうですが。。。(苦笑)
そして、コンサート本番。
今まで弾かせていただいた中で聴衆が一番多かったように感じました。
昨年の同時期にACOデビューをさせていただいた私ですが、昨年と違ったのは、ダントツで緊張感。
仲間との演奏、音楽を共に作り出すという楽しさの方が、緊張感を遥かに超えていました♪
今回の演奏曲は、クリスマス・コレクション、Last Christmas (ラストクリスマス)、荒野の果てに(Angels We Have Heard on High)、We Wish You A Merry Christmas、神の御子今宵しも(Adeste Fideles)、牧人ひつじを(The First Nowell)、歌の翼に、(Auf Flügeln des Gesanges)、フルートカルテット、チャールダッシュ(Csárdás)、津軽海峡・冬景色、そして、アンコールにきよしこの夜(Silent Night)、信濃の国。
あれ?もう終わっちゃうの!?と感じたぐらい、あっという間の60分でした♪
ご清聴を感謝します!
今回の打ち上げも音楽仲間のご自宅にお邪魔させていただきました。
朝手作りしたクリスマスシュトレンをお持ちしたら、とても喜んでいただいた上に、ティファニーのブルーボックスに入れていただき、なんだか高級感溢れるシュトレンになっておりましたよ(笑)
打ち上げは、黒一点でほぼ女子会状態。
なかなか練習では語り合えないお仲間の皆さんと話も弾んで、良い時間を持てました。
先月、声楽仲間とした忘年会で中華の食べ放題に行ったのですが、その時と同じぐらい手料理をご馳走になり、一時的に体重2kg増加していました。。。
しか~し、デザートは別腹とあって老舗マサムラの巨大ケーキを食べる私達。
自分含め、女子ってすごいわ~と感嘆の一時でもありました。
久しぶりにショートケーキを食べましたが、美味しかったですよ☆
2012年
12月
09日
日
昨日、小雪まじる寒空の下、音楽仲間であり、アンサンブルフローラでご一緒させていただいているキャンディさんと五嶋龍さんの『ヴァイオリン・リサイタル 2012 ジャパンツアー』へ行って参りました。
来松は4年ぶり。
大学を卒業した彼がどのような音色を奏でるのか楽しみにしておりました。
舞台に登場した龍さん。
ファーストインプレッションは、あんなに筋肉もりもりだったかしら?
すてきな紳士に成長されていましたよ。
演奏開始5分でお昼寝に入る男性の方、少なからず(笑)
なんて贅沢なお昼寝でしょう♪
時折、咳をする観客の方に目を向けながらも、すばらしい集中力でプロコフィエフのヴァイオリン・ソナタ 第1番 ヘ短調 Op.80を全楽章弾き切っていました。
休憩後のパガニーニの『「うつろな心」による序奏と変奏曲 Op.38』では、右手左手のピッツィカートの素晴らしいこと!
思わず観客が「おぉ!」と声をあげると、悪戯っ子な笑みで弾き続けているチャーミングな龍さん。
どんな楽譜なのか気になってしまう程、テクニックオンパレードでした。
この曲を弾く彼はまるでヴァイオリンをおもちゃのように楽しんでいて、失礼ですが、愛らしいと感じました。
今後の彼の成長も楽しみでありますが、いつか海外で彼の演奏を聴いてみたいですね。
きっと日本とは反応も違うと思いますし、あんなに淑女が多くはないのではないかしら!?
ちなみに、彼のお姉さんがボストン交響楽団と演奏した際のコンサートを拝聴しましたが、演奏後スタンディングオベーションでしたよ。
帰りがけにサイン会に登場する彼を待ってみたのですが、デスクについた瞬間、キャンディさんと私の方に微笑みかけて下さった!
あの笑顔を励みにレッスン、頑張ります(しばらく)(笑)
2012年
12月
04日
火
『アンサンブル フローラ』初舞台の様子を松本平で読まれている松本平タウン情報様にご取材いただき、本日12/4の紙面に掲載いただきました。
ご取材いただいた八代記者には、とてもステキな記事を書いていただき、本当にありがとうございました!
12/1 『アンサンブル フローラ』 初舞台。
午前中には猛吹雪。。。
一体どうなってしまうの?と不安大でしたが、午後には天候も回復し、メンバーの誰もが遅れることなく、無事、会場入り。
今回の初舞台の場所は、松本協立病院。
叔父叔母が勤務していたこともあり、東京からの帰省の折に体調を崩してしまう私や弟が幼い頃からお世話になっている病院でありました。
今でも体調を崩した際には、必ず駆け込む信頼度抜群の病院。
そこで初舞台を踏ませていただけたこと、本当に感謝です。
現在、松本協立病院の呼吸器内科の先生は単独で診療にあたっておられるそうで、医師不足の現状を目の当たりしました。
そんな苦境の中にあっても、先生やスタッフの皆さんが真摯に、そして、愛情を持って、患者さんに接するお姿を拝見させていただき、心が温まりました。
先生やスタッフの皆さんのご健康とご多幸、そして、一日も早く呼吸器内科の先生が与えられますようにお祈り致します。
さて、再び初舞台のお話。
今回は歌の翼に、It's a Small World、ジングルベル、星の世界(いつくしみ深き)、A Whole New World、見上げてごらん夜の星を、エーデルワイスの7曲を演奏させていただきました。
やはり長年お付き合いのある音楽仲間の皆さん。
呼吸がぴったりと合い、小さなミスはありましたが、初舞台にしては上出来であったと思います。
キャンディさんの呼吸の取り方、本当に勉強になりますし、私は彼女と演奏することが大好きです。
メンバーの大半は、お仕事をされていることもあり、練習のスケジュール調整が難しい状況ではありますが、そこは『信頼』を武器に、見事に乗り越えました!
メンバー皆さんの音楽に対する愛情が、チームワークにも見事に反映し、毎回、演奏するのが心から楽しくて、嬉しくて、わくわくします。
今回スケジュールの関係で参加出来なかったメンバーの方々とも今後どんな音楽を生み出していかれるのか楽しみです♪
最後にピアノ伴奏をして下さった奈帆さん、ありがとうございました!
写真/記事出典: 2012年12月4日(火) 松本平タウン情報 様
2012年
11月
15日
木
ヴァイオリニストの高嶋ちさ子さん著書の「ヴァイオリニストの音楽案内 クラシック名曲50選」を読み終えました。
毒舌キャラでバラエティにも出演されている高島さんですが(最近出ていますか?我が家は録画したテレビ番組や映画を見るだけで精一杯でして。。。知らない。。。)、クラシックを難しく捉えず、かなり噛み砕いて(砕きすぎ感も否めない)論評しています。
タイトルの"名曲50選"ですが、1曲あたり3ページ程度なので、さらさらっと読めてしまうので、クラシック初心者にもお勧めです。
高嶋さんの毒舌っぷりは、書籍であっても裏切りません(笑)
今回、高嶋さんがアメリカでプロのオーケストラ(ニュー・ワールド・シンフォニー)に所属されていた頃のエピソードなども散りばめられており、舞台本番の裏側を垣間見ることが出来ました。
華やかな表舞台とは異なり、裏舞台では緊張のあまり体調を崩す人、思わず失神してしまう人、精神安定剤で何とか正気を保つ人など、プロであっても"緊張とは無縁"なんて人はいないと知ることが出来て、安心しました(笑)
高嶋さんの師である徳永二男さん(元NHK交響楽団ソロコンサートマスターも務められたヴァイオリニスト)に、高嶋さんは次のように教えを仰ぎます。
「どうしたら、緊張なく弾けるのでしょうか?」
「そんなの僕が聞きたいよ。
みんな緊張するんだよ。
人前で緊張しないような無神経な奴は、逆に音楽という繊細なものには向いていないね」
な、る、ほ、ど!
"緊張する=無神経でない証拠"にフォーカスする私であります。
3歳からバレエで年に2回は舞台に立っていた私ですが、大人になってからは俄然緊張してしまい、ヴァイオリンの演奏なんて、ありえないぐらい弓の吸いつきが悪く、6拍伸ばすなんて楽譜にあれば、ガタガタになってしまい、聴いている方が気の毒に思うぐらいボロボロになります。
練習の20%ぐらいしか実力を発揮出来ないのが悩みの種でありました。
しかし、徳永先生に救われました!
「100%の演奏をしようと思ったって、たぶん出せる力はよくて40%ぐらいなんだよ。
だから200%練習をしておけば80%は出るでしょ。」
Wow!名文句!!
"あと5倍練習すれば良いんだわ~♪"と楽観的な私であります(笑)
"継続は力なり"を信じ、そして、楽しくヴァイオリンを続けていきたいですね。
余談ですが、この諺を思い浮かべる度に、20歳の頃、アメリカ人のお友達の5歳のお嬢さんに指パッチンを伝授してもらった際、
"Michelle, Practice makes Perfect!"
と言われたのを思い出します(笑)
さて、12月の本番に向けて練習、頑張ろう♪
2012年
10月
30日
火
マエストロ小澤を知らない松本市民は"潜り"と言い切れるほど(大げさ!?)、この松本と小澤征爾氏の交流は長く、今年で21年が過ぎました。
8月になると県内の夕刻時のテレビニュースでも日々サイトウ・キネン・フェスティバル松本(通所:SKF)の様子がお茶の間を和ませ、夏の風物詩となっています。
社会人を機にこの松本に戻ってきた私ですが、会社がこの事業に積極的に協賛していたこともあり、ホテルで開かれる関係者限定の歓迎レセプションに同期と潜入(笑)したり(※もちろん招待状ありました)、ゲネプロを観賞させていただいたり、SKF松本合唱団の一員としてマエストロの指揮で歌わせていただいたりと、SKFを通じて様々な音楽体験をさせていただいています。
昨今、マエストロの体調が心配な状況ではありますが、SKFを想う気持ちはお変わりないとお察しするだけで嬉しいものですね。
余談ですが、レセプションパーティーでは、気さくな外国のご婦人とお話に花が咲いていたら、あのヴァイオリニストのロバート・マン(Robert Mann)さんが加わり、ご婦人がなんと奥様のルーシー・ローワン(Lucy Rowan)さんでいらっしゃったこともありました(笑)
最近、『小澤征爾指揮者を語る』を読みました。
NHK-BSハイビジョンで2009年に放送された"100年インタビュー/指揮者 小澤征爾"が単行本化されたものです。
Part 1 音楽監督という立場、Part 2 サイトウ・キネン・オーケストラへの想い、Part 3 指揮者とは・・・の3部構成。
かつてマエストロがご自分で書かれた初エッセイ『ボクの音楽武者修行』を読んだことがありましたが、それに比べ、こちらの本は対談がベースなので、マエストロの本音を上手に引き出している一冊だと感じました。
当初、マエストロはピアニストを志していたそうですが、ラグビーで指を怪我したことにより、指揮者へと転向。
サイトウ・キネン名称の由来ともなっている恩師・斎藤秀雄から指揮法を学んだ後、1959年マエストロ23歳の時に愛車のスクーターと共に貨物船で渡仏。
ブザンソン国際指揮者コンクールにて優勝するも、すぐに仕事が舞い込んでくることなく苦労していた頃、人生で一度だけ弱音を吐かれたことがあるそうです。
そんな時、作家・井上靖さんの言葉に感化され、自分自身を奮い立たせます。
「どこの国に行っても通訳なしで、じかにお客が聴いてくれるじゃないか。そんな素晴らしい芸術はないんだと。だから、そんな弱気じゃなくて、せっかくここでコンクールに受かったのだから、「絶対に、ここでやれ!」って強く言ってくれてね。(『小澤征爾指揮者を語る』より抜粋)」
その後、ヘルベルト・フォン・カラヤン、シャルル・ミュンシュ、レナード・バーンスタインに師事し、その後、シカゴ交響楽団、ラビニア・フェスティバル、トロント交響楽団、タングルウッド(音楽祭・芸術監督)、サンフランシスコ交響楽団、ボストン交響楽団、ウィーン国立歌劇場と名高いオーケストラの音楽監督を務められました。
マエストロはこの華々しい経歴を次のように振り返っています。
「やっぱり勤勉だったと思う、たぶん人より僕は。才能とかいうよりも、勤勉だから。うんと努力するというのは東洋人の美点。特に日本人の根性があるんじゃないですか、・・・・そこには。(『小澤征爾指揮者を語る』より抜粋)」
"西洋音楽を知りもしない東洋人に何が出来るのか"と揶揄されながらも、音楽が大好きである気持ち、そして、もっと極めたいという志を貫き、斎藤秀雄氏から学んだノウハウを武器に、日本の音楽教育が十分世界に通用すると知らしめたマエストロ。
本当にすごい人であると思います。
"生涯現役"であられること、心から尊敬します!
そして、そういう職業に出会えることが羨ましくもあります。
2012年
10月
14日
日
ヴァイオリンを習い始め、鈴木メソードの教本をやっているのに『鈴木鎮一』について無知である自分を反省し、今さらですが鈴木鎮一さんの著書を読みました。
1966年に定価370円で出版された『愛に生きる 才能は生まれつきではない』です。(現在の価格は798円です)
鈴木さんのヴァイオリンへの目覚めは17歳の時に聴いたミッシャ・エルマン(Mischa Elman)の演奏する『アヴェ・マリア』。
VIVA、ネット世界!
なんと鈴木さんの聴かれたであろう音源がありました!(上記のアヴェ・マリアをぽちるとお聴きいただけます。)
この著書を読む中に『狼にそだてられた子』の話が出てきます。
アメリカの心理学者であり小児科医で子供の発達研究を専門とされていたアーノルド・ゲゼル(Arnold Lucius Gesell)が書いた著書です。
インドで狼に育てられた二人の子供が発見され、人間社会で生活をするのですが、最後まで狼のように振る舞っていたというものです。
100年以上も前の話であり、場所はインドですから、真実に関しては賛否両論があったようですが、実はこの本、信州の祖父母宅の書斎にあり、私は小学5、6年生ぐらいの時に読んだのですが、モノクロ写真で少女が四つん這いで歩く姿が掲載されており、ショックでした。
あの時の衝撃が鈴木さんの著書で蘇りましたが、狼少女の事例を踏まえて、鈴木さんが伝えたかったことは「能力は生まれつきではない」ということ、そして、「環境にないものは育たない(環境に適応して能力は作られる)」ということです。
そして、鈴木さんは「子どもに美しい心を、高い感覚を、りっぱな能力を育てるためにヴァイオリンのおけいこをさせましょう。ヴァイオリンで人間を育てるのです。(鈴木鎮一『愛に生きる』より抜粋)」を方針に鈴木メソードを立ち上げられたのです。
鈴木さんがヴァイオリンを弾き始めたのは少々遅い17歳でしたが、23歳で渡独されたからこそ、粘り強く音楽を学ばれ、そして、指導者としての感性を磨かれていったのだと思います。
相対性理論のアインシュタインとも交流があり、アインシュタインの十八番はバッハの『シャコンヌ』で(※パールマンのシャコンヌ、凄すぎます。。。)、ヴァイオリンの名手であったとも記されています。
アインシュタインが音楽を奏でていることは知らなかったので、ちょっとだけ(あくまでちょっと)親近感を覚えました(笑)
ドイツ留学の中で鈴木さんが「両手を失った」という演奏がありました。
クリングラー・カルテットの演奏したモーツァルトの『クラリネット五重奏曲(イ長調、K581)』。
この時のことをこのように記されています。「なんともいえない崇高な、大きな喜びと感動がわたしの魂を奪っていた。モーツァルトの高い魂の世界を与えてもらった。(鈴木鎮一『愛に生きる』より抜粋)」
この文章を読んで、魂を奪う演奏に私も出会ってみたいと思いました。
そのためには音楽会に足を運ばなくてはなりませんが、音楽会のお値段で感動が得られるものではないと思います。
演奏家がどれだけ作曲家の意図を汲み取り、自分の演奏に反映させられるかが、"人の魂を奪う演奏"に繋がるのではないかと考えます。
ですから、その感動はどこにあるのかわからないのですよね。
これからの演奏会が純粋に楽しみになりました。
さてお次は、鈴木さん愛著『トルストイの日記』を読んでみようと思います♪
追伸:『愛に生きる』に友人の母上のお名前が出てきて、鈴木さんにも親近感を覚えました(笑)
2012年
10月
08日
月
松本市にある相澤病院の病院祭で音楽仲間と一緒にヴァイオリンを弾かせていただきました。
こちらの病院、『神様のカルテ』の主人公である一止が勤務していた本庄病院のモデルにもなっています。
旧友かつ親友である友人が、相澤室内管弦楽団に所属していることがご縁で、私もお仲間に加えていただき、あっという間に1年が経とうとしています。
当初は人の音を聴くというより、必死に譜面を拾うことで精一杯でしたが、ようやく周りの音の動きを感じながら、奏でられるようになってきました。
今回のプログラムは、『ルパン三世』、『カノン』、『Butterfly』、『風になりたい』、『五つのディベルティメント』、『こころ』、『時代劇メドレー』、『信濃の国』。
『パッヘルベルのカノン』はヴァイオリン2パート、コントラバス、ピアノで演奏させていただいのですが、少人数、そして、自分のパートの重要性を考え過ぎてしまい、緊張MAX状態でした。
まだまだ反省点ばかりの演奏ですが、やはりアンサンブルは楽しい!
お互いの呼吸を感じながら、調和をとることが私は何よりも好きです♪
合唱、声楽、ヴァイオリンといった大好きな”音楽”を通じて出会えた皆さんと様々な場所で演奏が出来ることに心から喜びを感じています。
いつもありがとうございます!
I love you, my music friends!!
2012年
9月
23日
日
朝10時の販売開始と共にあらゆるブラウザーを駆使したのですが、売れっ子音楽家のためなのかサーバーアップアップ状態。
ただ、なんとかS席2枚をゲット出来て一安心です♪
2007年以来のジャパンツアー、彼の成長を感じられる演奏会となることを大いに期待しています。
12/8までそれを励みに仕事もママ業も頑張ります☆
先日、龍さんのお母様の節さんが書かれた「「天才」の育て方」を拝読しました。
みどりさんと二人で渡米された頃のご苦労話、母子二人三脚で歩んだ音楽三昧の日々。
音楽家となられたご本人の努力はもちろんですが、母である節さんによる献身的な支えがあっての現在であることを知りました。
節さんは著書の中で「二人が音楽家を辞めて別の道を選んでも構わない」とおっしゃられています。
上手に力を抜かれて教育をされてきたからこそ、二人がプレシャーに押しつぶされることなく、心優しい人間に成長されたのですね。
私自身、子育てに少し悩んでいたので、大先輩の節さんのお言葉一つ一つに力と勇気をもらいました☆
ご興味のある方はAmazonでぽちって下さいね。