子育てについて考える

運動会にて
運動会にて

久しぶりのブログ着手となりました。

書きたいことやご紹介したいことは山ほどあるのですが、私の中での物事に対する優先順位があり、ブログは優先順位低めなのです(笑)

ご病気?などとご心配下さった皆様にはご迷惑をおかけしました。

 

さて、最近、子育てに対して熟考する必要性が出てきました。

息子が好奇心旺盛で活発なこともありますが、自分が幼少だった頃に比べて社会環境が様変わりしてきたこともあり、親自らが積極的に学ぶ姿勢の必要性を感じています。

母が子育てをしていた当時、圧倒的に専業主婦が多かった時代とは異なり、仕事と子育てを両立する社会人ママが急増している現代において、子育てに関われる時間が絶対量として不足していることによる弊害は明らかだと考えるからです。

 

そんな不安を抱える中、先日、NPO法人長野県子どもサポートセンター主催の「松本子どもサポートセミナー」に参加しました。

資料代だけで気軽に参加出来るという手軽さもあり、自分が疑問に感じていた学級崩壊の要因等を学ぶ機会となりました。 

安曇野市在住の心療内科医・飯田俊穂氏がパワポを用いてご説明下さり、「人間関係が発達する児童期」と題してセミナーは進行しました。

 

メディアを通じて、先生の話を聞かない、指示に従わない、授業中に席に座っていられずに徘徊する、といった問題行動により、学級崩壊が増加していることは認知していましたが、総称して「小1プロブレム」と呼ぶことを今回知りました。

また、私自身、その根本的な原因について深く考えたことがなかったので大きな気づきにもなりました。

 

「小1プロブレム」の原因とは何か?

幼稚園・保育園から小学校にあがる際、「遊び」から「学び」に変わるギャップに子どもたちが順応出来ないことにあります。

主な原因として、

  ・子どもに基本的な生活習慣や耐性が身についていない

  ・子どもに集団生活での経験が不足している

  ・担任の指導の仕方

  ・指導力不足

などが考えられているようです。

 

保育園・幼稚園も集団生活では?と思われる方もいるでしょうが(私はそう考えていました)、未就学の段階では、集団活動とは呼べず、単なるグループ学習でしかないそうです。 

 

では、集団活動とは何か?

これは日本古来からある地域の集まりであり、活動を意味するとのこと。

核家族が大半の現代、少子化も手伝って、地域での活動も減少傾向にありますし、働くママが増える中、なかなか地域に飛び出していくことには抵抗がありますよね。

そんなことも踏まえ、資料を探していたところ、10年程前から取り組みが行われていました。

具体的な取り組みに関しては、東京学芸大学の取り組まれた「小1プロブレム研究推進プロジェクト」の報告書をご覧になると良いかもしれません。

207ページにもわたる資料をPDFで公開しています。

 

私なりに学習して出した結論ですが、同じ人間が一人として存在しないように、子育てにおけるマニュアルは一切ありません。

親が子ども一人一人にあった手段を研究する必要があり、それが務めだと思います。

そこで忘れてはならないのは、決して自分たちだけで取り組もうと気負わないこと。

自分たちの両親をはじめ、いろいろな方々の手を借りることも時には必要です。

差し伸べてくれる手を決して払いのけず、どんどん活用していったら良いと思いますし、我が家はその手を遠慮せずに掴ませていただいています。

 

しばらく続く子育てですが、これからも大いに悩み、そして、子供を通して親である私達も成長させられますように。。。

子育てという計り知れない恵みある大仕事を与えて下さった神様に深く感謝しながら。。。

クリックで救える命がある。