2013年
10月
12日
土
久しぶりのブログ着手となりました。
書きたいことやご紹介したいことは山ほどあるのですが、私の中での物事に対する優先順位があり、ブログは優先順位低めなのです(笑)
ご病気?などとご心配下さった皆様にはご迷惑をおかけしました。
さて、最近、子育てに対して熟考する必要性が出てきました。
息子が好奇心旺盛で活発なこともありますが、自分が幼少だった頃に比べて社会環境が様変わりしてきたこともあり、親自らが積極的に学ぶ姿勢の必要性を感じています。
母が子育てをしていた当時、圧倒的に専業主婦が多かった時代とは異なり、仕事と子育てを両立する社会人ママが急増している現代において、子育てに関われる時間が絶対量として不足していることによる弊害は明らかだと考えるからです。
そんな不安を抱える中、先日、NPO法人長野県子どもサポートセンター主催の「松本子どもサポートセミナー」に参加しました。
資料代だけで気軽に参加出来るという手軽さもあり、自分が疑問に感じていた学級崩壊の要因等を学ぶ機会となりました。
安曇野市在住の心療内科医・飯田俊穂氏がパワポを用いてご説明下さり、「人間関係が発達する児童期」と題してセミナーは進行しました。
メディアを通じて、先生の話を聞かない、指示に従わない、授業中に席に座っていられずに徘徊する、といった問題行動により、学級崩壊が増加していることは認知していましたが、総称して「小1プロブレム」と呼ぶことを今回知りました。
また、私自身、その根本的な原因について深く考えたことがなかったので大きな気づきにもなりました。
「小1プロブレム」の原因とは何か?
幼稚園・保育園から小学校にあがる際、「遊び」から「学び」に変わるギャップに子どもたちが順応出来ないことにあります。
主な原因として、
・子どもに基本的な生活習慣や耐性が身についていない
・子どもに集団生活での経験が不足している
・担任の指導の仕方
・指導力不足
などが考えられているようです。
保育園・幼稚園も集団生活では?と思われる方もいるでしょうが(私はそう考えていました)、未就学の段階では、集団活動とは呼べず、単なるグループ学習でしかないそうです。
では、集団活動とは何か?
これは日本古来からある地域の集まりであり、活動を意味するとのこと。
核家族が大半の現代、少子化も手伝って、地域での活動も減少傾向にありますし、働くママが増える中、なかなか地域に飛び出していくことには抵抗がありますよね。
そんなことも踏まえ、資料を探していたところ、10年程前から取り組みが行われていました。
具体的な取り組みに関しては、東京学芸大学の取り組まれた「小1プロブレム研究推進プロジェクト」の報告書をご覧になると良いかもしれません。
207ページにもわたる資料をPDFで公開しています。
私なりに学習して出した結論ですが、同じ人間が一人として存在しないように、子育てにおけるマニュアルは一切ありません。
親が子ども一人一人にあった手段を研究する必要があり、それが務めだと思います。
そこで忘れてはならないのは、決して自分たちだけで取り組もうと気負わないこと。
自分たちの両親をはじめ、いろいろな方々の手を借りることも時には必要です。
差し伸べてくれる手を決して払いのけず、どんどん活用していったら良いと思いますし、我が家はその手を遠慮せずに掴ませていただいています。
しばらく続く子育てですが、これからも大いに悩み、そして、子供を通して親である私達も成長させられますように。。。
子育てという計り知れない恵みある大仕事を与えて下さった神様に深く感謝しながら。。。
2013年
5月
30日
木
今年4月から息子が保育園を転園しました。
友人の皆様から「新しい保育園はどう?」、「慣れた?」とご心配をいただいておりますので、ブログにおいてもご報告させていただきますね。
新たな環境での生活はすこぶる快調であります(笑)
私達夫婦はエコ通勤へとシフト、"脱"車生活を実践中。
早朝、家族が揃って保育園への道のりを歩き、日々移り変わる北アルプス連峰を眺める時間は、豊かで穏やかであります。
また、通園路である住宅街を歩きながら、その庭々に植えられている木々や花々を愛でる時間も新鮮であり、楽しみの一つです。
ただ、これほどまでに草花の名前を知らない私は、かなり問題かもしれません。。。
植物学者だった曽祖父には呆れられるであろうレベル。。。勉強。。。します。。。
先日、新しい保育園で保護者会総会がありました。
保護者会に苦手意識のある私(理由は→こちら)、少しドキドキしながらの参加。
保育園が少人数制ということもあり、とても効率的に会則も作成されているとの印象。
効率に対する偏った(誤った)考え方で、1人に仕事が押し付けられがちだった前保育園とは異なり、現保育園では副会長が2名体制、1園児に対して1回役員を務めるという方針をとっており、不公平感はありません。
加えて、同じクラスのほとんどのお子さんが長時間保育を利用されており、日々働いているパパ&ママが集まっている面も、私にとっては心強く感じました。
保護者会の際、園長先生が次のようにお話されました。
「今年の年長さん、年中さんはとても穏やかなお子さんばかりで、遠足に同行した時には元気に遊ぶ子供たちを見て、本当に幸せだなぁと感じ、思わず涙が出そうになりました。」
上記の言葉を聴いて、園長先生が愛情深く、一人一人の生徒と接して下さっているという確信を得、思い切って転園して本当に良かったと私達も実感しています。
園長先生からは、「安心」と「信頼」という印籠をいただいたような気がします。
昨年、前保育園で同じクラスの女子に銅製のお鍋で息子がおでこを殴打され、外科に連れていかれる事件があり、当たり所が悪かったら死に至っていたかもしれない可能性もあり、その頃から転園は強く意識していました。
世間全般に言えることだと思いますが、集う人間の性格や行動によって、組織をはじめ、全体の環境というものは大きく変わります。
中でも、自分で道が切り開けない子供たちにとっては、親の判断が最重要であり、唯一守ってあげられる存在。
神様から託されている子供をいつの日か社会に送り出し、そして、社会に貢献出来る子供へと成長させることが当面の使命ですが、これからも不器用な中でも懸命に親としての務めにしっかりと取り組んでいきたいと改めて誓った次第であります。
2013年
2月
22日
金
今回は松本市の保育園事情について書かせていただこうと思います。
<ご注意>
・我が家が関わった保育園は"1園"
・これがすべての園で行われているとは限りません
上記を十分に理解いただいた上でお読みいただければ幸いです。
先週、仕事中に保育園から発熱した息子のお迎えコールがありました。
翌日にも熱が下がらず、親子で楽しみにしていた「大きくなった会(保護者参観)」に出席することは出来ず、会の後に予定されていた保護者会の役員決めのくじが引けなかった私は副会長に決まっていました。。。
先輩ママから「保育園で一番大変なのが副会長のお仕事」と脅されていただけにかなり憂鬱な気分に陥り、久しぶりにお仕事辞めたいモードに突入。
そんな中、同僚のママにご相談させていただいたところ、「仕事内容だけでも把握してみたら」と賢明なアドバイスをいただき、副会長のボランティア内容(今年度実績)を園長先生にリスト化していただき、なんと"27回もの半休取得"が必要なことが判明。(下記画像)
その時点で引き受けることは無理であると断念しました。
理由としては、正社員として育児休暇を取得した後、職場復帰させていただき、働き続けている責任もあります。
そして、私がボランティアのために休暇を取ることで発生する同僚の皆さんへの影響やプロジェクトの生産性低下。
つまり、会社にとっても私個人にとっても、そして、おそらく社会にとってもマイナスにしか働かないと考えるからです。
継続して現在の保育園に通う場合、免除の機会もなく、副会長を務めるしか手段が残されていなかった為、幼稚園への転園も考慮に入れながら、幼稚園にお子さんを預けてバリバリ働くママ友にご相談。
ただ、幼稚園は春休みなどの長期的な休みが課題となり、幼稚園転園は現実的には困難でした。
そんな中、藁にもすがる思いで、松本市保育課に転園のご相談を入れたところ、あっさり転園が認められ。。。
我が子は、すでに"3歳未満児"ではないため、保育園における空きは十分にあったようです。
この時ばかりは「少子化、万歳!」と不謹慎なことを考えていましたね。
さて、今年度の副会長のお仕事リスト等を確認して驚いたのは、松本市保育園保護者会連盟の理事会が8回も設定されていた点。
せめて夕方の会議開催、そして、その間は我が子を保育いただけるという条件の中であれば出席可能ではありましたが。。。
会議の設定時間が、半休取得前提というのには疑問を感じました。
そして、保育園内の役員会もまた、午後半休取得前提の13時、13時半、14時といった設定にも驚きました。(写真)
仕事をしている人が大半であろう時間帯に、会議が設定されていた点も不信感を抱かずにはいられませんでした。
今年度役員をやって下さっている同じクラスのママは、半休をとって出席していたとのこと。
ただし、すべてに参加出来るはずもなく、役員6名のうち半数で会議を行っていることもあったようです。
「全員揃わない会議を開催することに意味はあるのかしら?」と、非効率な運営方法に対しても謎は深まりました。
今回の件をSNSのFacebookに投稿したところ、信頼する我が友人の皆様(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県在住など)から大変貴重なご意見をいただき、どうやら松本市の保育園事情はかなり遅れていることが判明。
首都圏の公立の保育園では、保護者会なんて存在しないところもあるようです。
松本市も園によって運営方法が異なるとは思いますが、働くママが働きにくい環境を払拭いただけたらと心から願わずにはいられません!
また、首都圏と異なる点を一つあげるとすると、公務員/正社員のママが圧倒的に少ないこと。
非正規雇用の割合が多いことが、今回のような"27回半休取得前提の会議"に繋がるのだと、私個人としては結論づけています。
フェミニストではありませんが、"超少子高齢化社会"に突入する現代日本の働き手でもあるママ達。
行政がもう少しだけサポートして下さっても良いのかもしれないと思った次第であります。
新聞紙面で「男女共同参画社会の実現」などと称した講演会等も活発に行われているのを読む機会も増えましたが、まだまだ実現にはほど遠い松本市であります。
需要と供給のバランスをきちんと行政が把握した上で、保育園や学童保育を運営しなければ、今後も働くママ(働きたいママ)が働きにくい社会は改善されないのだと考えさせられる一件でありました。